求人を見ていて、「時給4,000円なら、5時間で2万円くらい?」と思ったことはありませんか?実際のお給料には指名やドリンクのバックが加わる一方で、税金やヘアメイク代などが引かれることもあります。
夜職が初めてなら、ここで迷うのは普通です!体入と本入で時給が違ったり、お店によって制度の呼び方が違ったりするので、求人だけですべてを理解するのは簡単ではありません。
でも、見るポイントはそれほど多くありません。何が足されて、何が引かれるのかを分けるだけでも、お給料はぐっと比べやすくなります。働いたあとに「思っていた金額と違った」とならないよう、一緒に順番に見ていきましょう。
給与は「時給分+バック−控除」で見る
時給、バック、店舗費用を分けて書くと、実際の受取額を考えやすくなります。
難しそうに見えても、まずはお店から説明された項目を次の3つに分ければOKです!
| 区分 | 主な項目 | 確認すること |
|---|---|---|
| 基本になる金額 | 体入時給、本入時給、日給 | 何時間分が支給されるか、保証期間があるか |
| 加算される金額 | 指名、ドリンク、ボトル、同伴などのバック | 単価、発生条件、集計期間 |
| 差し引かれる金額 | 税金、ヘアメイク、衣装、送迎、店舗ごとの費用 | 1回ごとか月額か、利用しない日もかかるか |
計算の形にすると、次のようになります。最初から正確な受取額を出せなくても、「まだ分からない項目」が見つかれば、次に聞くことがはっきりします。
支給額(差し引き前)=時給分+バック+その他の手当
受取額の目安=支給額−税金など−店舗ごとの費用
求人の時給は、どの期間の金額か
最初に知りたいのは、求人に載っている時給が体入時給なのか、本入後の時給なのかです。本入後も同じ金額が続くのか、保証期間が終わると見直されるのかで、収入は変わります。
「求人に出ていた時給は、本入後も同じですか?」と、そのまま聞いて大丈夫です!売上や指名本数に応じて時給が変わる場合は、「頑張れば上がる」だけでなく、いつ・何を基準に見直されるのかも聞いておくと安心です。
日払いを希望するなら、その日の給与を全額受け取れるのか、日払いできる上限があるのかも一緒に聞いておきましょう。
バックは単価より「発生条件」を確認する
バックの種類と計算方法は店舗ごとに異なります。
バックは、接客や売上に応じて時給とは別に付く金額です。用語を全部覚えてから体入する必要はありません。まずは、自分のお給料に何がプラスされるのかが分かればOKです。
| バックの例 | 何に対して加算されるか | 店舗に聞きたいこと |
|---|---|---|
| 本指名・場内指名 | 指名での来店や、店内での指名 | 1本ごとか、売上に応じて変わるか |
| ドリンク・ボトル | 対象商品の注文 | 商品ごとの金額か、売上の割合か |
| 同伴 | 出勤前にお客様と来店 | 回数で決まるか、売上も関係するか |
| 売上 | 自分が担当した会計 | 対象になる売上と集計期間 |
同じ「ドリンクバック」でも、対象になる商品や金額、集計の締め日はお店によって違います。「1杯いくらですか?」「いつのお給料に入りますか?」と聞くと、具体的にイメージしやすくなります。
説明を一度で覚えきれなくても大丈夫!体入後に、次の3つだけメモしておくと整理しやすくなります。
- いくら付くか — バックの名称と単価
- いつ付くか — バックが発生する条件
- いつ受け取れるか — 給与へ反映される時期
税金と店舗費用は分けて確認する
衣装やヘアメイク、送迎など、働くために必要な費用も店舗によって異なります。
給与から引かれるものは、少し分かりにくいところです。まずは、税金とお店の費用を分けて考えるだけでも見通しがよくなります。
税金は支払いの区分で扱いが変わる
ホステスへの支払いが「報酬・料金」に当たる場合、国税庁は一定の計算式による源泉徴収を定めています。一方、給与に当たる場合は給与として源泉徴収します。そのため、どのお店でも単純に「一律10%」とは限りません。
計算式を自分で覚える必要はありません。「これは税金ですか?」「明細ではどの項目ですか?」と聞いて、支払区分と計算方法が分かれば十分です。制度の詳細は、国税庁のホステス等に支払う報酬・料金で確認できます。
衣装・ヘアメイク・送迎などの費用
お店によって差が出やすいのは、次のような費用です。名前だけ見ても分かりにくいので、いつ・いくらかかるのかまで聞いてみましょう。
- ヘアメイク — 1回ごとか、出勤日ごとか
- ドレス — レンタル代やクリーニング代がかかるか
- 送り — 利用できる範囲と、1回あたりの料金
- そのほか — ロッカー代やお店が定める雑費
1回の金額は小さく見えても、出勤のたびにかかると月の受取額は変わります。「1回ごと・出勤日ごと・月額のどれか」「利用しない日もかかるか」まで分かると安心です。
遅刻や欠勤の扱いは聞きづらく感じるかもしれませんが、本入前に知っておきたい条件です。減額の説明がある場合は、いくら・どのようなときに引かれるのかを聞いておきましょう。雇用契約で労働者として働く場合、賃金の控除や制裁としての減給にはルールがあります。厚生労働省の労働条件・職場環境に関するルールも参考になります。
仮の条件で受取額を計算してみる
数字だけではイメージしにくいので、架空の条件で一度計算してみましょう!相場を示すものではなく、実際の金額や項目はお店ごとに異なります。
| 項目 | 仮の条件 | 金額 |
|---|---|---|
| 時給分 | 4,000円 × 5時間 × 8日 | 160,000円 |
| 指名バック | 1,000円 × 4本 | +4,000円 |
| ドリンクバック | 500円 × 12杯 | +6,000円 |
| ヘアメイク | 1,000円 × 8日 | −8,000円 |
| ドレスレンタル | 500円 × 4日 | −2,000円 |
| 送り | 1,000円 × 2日 | −2,000円 |
この例では、支給額は17万円、お店の費用を引いた金額は15万8,000円です。ここから税金などが差し引かれる場合があります。
もちろん、この金額が正解というわけではありません。大事なのは、時給だけの16万円と、バックや費用を入れた金額を分けて見ることです。気になるお店を同じ形で書き出すと、「時給は高いけれど、毎回の費用もかかる」といった違いに気づけます。
面接・体入で聞けると安心な6つのこと
給与のことばかり聞くのは気まずい、と感じる方もいると思います。でも、本入するかを考えるために必要なことなので、遠慮しすぎなくて大丈夫です!次の6つが分かれば、給与の見通しはかなり立てやすくなります。
- 時給 — 「求人の時給は、本入後も同じですか?」
- 保証期間 — 「時給が保証される期間と、その後の決まり方を教えてください」
- バック — 「どのバックが、いくら付きますか?」
- 引かれる費用 — 「ヘアメイクやドレス、送り、雑費は1回いくらですか?」
- 支払い — 「日払いできる金額と、残りの支払日を教えてください」
- 明細 — 「給与の内訳が分かる明細はもらえますか?」
全部を一度に聞けなくても、あとから担当者へ聞き直してOKです。雇用契約として働く場合、賃金の決定・計算・支払方法などの労働条件は書面などで明示される項目です。口頭で聞いた内容と合わせて、条件が記録に残る形になっているかも見ておきましょう。詳しくは厚生労働省の採用時の労働条件の明示で確認できます。
よくある疑問
時給が高い店舗ほど受取額も高くなりますか?
必ずしもそうとは限りません。高い時給は魅力的ですが、保証期間、バックの付き方、働ける時間、毎回かかる費用まで一緒に見ると、受取額が分かりやすくなります。
体入の日にどこまで聞いてよいですか?
もちろん大丈夫です!本入を考えるために必要な条件なので、時給、バック、引かれる費用、支払日まで聞いて問題ありません。その場で決めきれなければ、聞いた内容を持ち帰ってゆっくり考えられます。
給与から10%引かれていれば税金ですか?
割合だけでは判断できません。給与か報酬かで源泉徴収の扱いが異なり、お店の費用が別に含まれている場合もあります。すぐに税金だと決めつけず、明細の項目名と計算方法を聞いてみてください。
店舗を比べるときは4項目を並べる
最後に、比べる項目をもう一度まとめます。見るのは次の4つです。
- 時給 — 何時間分が支給され、いつまで保証されるか
- バック — どの条件で、いくら付くか
- 引かれるもの — 税金とお店の費用がそれぞれいくらか
- 支払い — いつ、どの方法で受け取れるか
数字を見てもよく分からない、お店ごとに条件が違って比べにくい、というときは、一人で決めなくて大丈夫です!キャバキャバアイランドのLINE相談でも、希望を聞きながら条件整理をお手伝いします。



